新しい年を迎えました。今年は統一地方選挙があり、豊島区議会や豊島区長も改選を迎えます。改めて区民の皆様の為に一生懸命務めて参る所存です。
東京においては、無党派層が多いということもあり、地方議員は差別化を図るために、政党色を前面に出す候補者が多いのですが、そのことが民主主義の学校と言われる地方議会においてマイナス面になっている部分が多々あるのではないかと私は思っております。具体的に言うと、政党対政党の戦いになってしまい、区民の皆様の為の議論なのか、政党の為の議論なのか分からなくなってしまう傾向があるということです。
二元代表制である地方議会において、議会や議員の役割は行政のチェックです。区長の所信表明が区民の願いと同じ方向性を向いているか。区民の皆様への行政サービスが向上されるための事業及び予算になっているかどうかをチェックするのが議会であり、議員の仕事です。
その観点から考えた時に、時に行政に対して厳しくものを言い、時に反対の意思を示すことは必要であると考えます。ところが、行政から提案されるものについては全て賛成し、支持政党の違う団体や個人から出された意見に対しては可決されないように反対をするというのが、これまでの議会における暗黙のルールでしたが、その姿勢が区民の皆様の為なのか、政党の為なのかという疑念につながっていると少なくとも私は感じました。
無所属議員である私は、常に理想を追い求め、党利党略から離れた立場で、真に区民の皆様の為に発言し行動していきたいと年頭に当たり、深く心に刻んだ次第です。 |