連日熱い日々が続いております。室内と室外の温度があまりにも違うので、それだけでも体力が奪われそうですね。お互い気を付けてこの夏を乗り越えてまいりましょう。
さて、国会も閉会となり、政治家としてはいよいよ地域の行事に積極的に参加する季節となりました。そして秋には自民党の総裁選挙となるわけですが、私は森友学園・加計学園の問題が生じ、詳細を知ったときに、安倍首相は辞職せざるを得なくなると予測しました。長期政権の歪みや驕りが生じた問題であり、人心一新を国民は求めるだろうと考えたからです。しかしながら、最近のニュースを見ると、次回の総裁選挙では既に安倍総裁の三選は決定的だということになっているではないですか。
一時期支持率が危険な状況にまで下落した時もありましたが、野党が決定的に致命傷を与えることが出来ず、時間が経つにつれてそのような問題ばかり追求することに対する嫌悪感から逆に野党が批判される始末です。
私は日本の政治はかくも劣化してしまったかと嘆いています。無所属である私は自民党寄りでもないし、もちろん野党寄りでもありません。この国を良くしてくれるのであるならばどの政党でも頑張ってほしいと思っています。しかしながら、嘘をつく総理大臣でいいのかということになると、私は「違うだろ〜」と言いたいです。一年間ずっと問題になっていることにしても、総理を守ろうとした役人が嘘をつき通し、文書まで改竄してしまったというのが森友学園の問題の本質であり、また安倍総理と加計学園理事長の深い関係性から、優遇的に認可されたというのが加計学園の問題の本質です。どれもこれも、安倍総理の立場を守るための苦しい言い訳をずっと聞かされたわけですが、最近のアンケート調査においても、ほとんどの国民がこの問題に納得していない状況にあるにもかかわらず、次の首相となると安倍首相が適任と答えてしまうのが私には腑に落ちません。私は国民に問うてみたいです。「本当に嘘つきの安倍首相がこの国のリーダーでよいのでしょうか?」と。
多くの方々は「安倍さんの他にいないから」と言うのですが、本当にそうでしょうか?野党の中から総理大臣が出るということは今の政治状況から考えることはできませんので、自民党の中から新しい総理総裁を選ぶしかないわけですが、石破元幹事長ではだめなのでしょうか?そういうことであれば永久に安倍首相でい続けなければならないということにならないでしょうか?
確かにトランプ大統領やプーチン大統領との個人的な関係性においては強いものがあるでしょう。しかしながらそれとて、日本の総理大臣だから各国の大統領は仲良くしようとしているのであって、それは誰が首相になっても変わりありません。むしろトップが変わることで国の関係性が変わるようでは日米同盟ということにはならないのではないでしょうか?
私は、今度の自民党の総裁選挙は‘嘘つき’対‘正直者’という構図であると思っています。そうであれば誰がなるかは明々白々なのですが・・・。‘正直者’がバカを見る社会であってはならないと私は思っていますので、昨今の政治の状況に非常に危機感を感じている次第です。 |