刷新の会・豊島区議会議員 ふるぼう知生のホームページ

2016年12月のひと言

 師走となりました。寒くなってきましたね。お互い風邪をひかないように気を付けましょう。
 さて、豊島区議会にも政務活動費の問題が勃発してしまいました。自民党豊島区議団の政務活動費の不正支出疑惑です。豊島区議会には政務活動費取扱指針というものがあり、政務活動費として支出してはいけないものが例示されています。その中に「議員個人及び親族の資産形成につながる」支出はしてはならないことが明記されています。
 今回の、自民党豊島区議団河原弘明幹事長が役員を務める印刷会社に区議団ニュース等の印刷代として政務活動費から支出されていたことは、上記の資産形成につながる支出に当たることは明らかであり、私はこれに関係した区議13名は相応のけじめをつけなければならないと考えております。
 ほかにも、自民党豊島区議団の5年分の政務活動費収支報告書や領収書を見る限り、セレブのようにタクシーを乗り回している事実や、町会や商店会並びに趣味の会と思われるような会の年会費、さらには政党の党務や宗教活動に関する年会費までもが政務活動費から支出されており、公金を使っているという自覚のなさが浮き彫りになっております。
 先月の25日、定例会がスタートする日に私は議長に発言通告をし、この点を指摘しました。新しい事実が出てきて、ほかの会派の方々からはどよめきが聞こえたほどです。
 区民の血税を正しく使わせていただくという当たり前のことができる議会にならなければ、役所に対してもそのように要求することは不可能です。全ての膿を出して、区民の皆様から真の信頼を受けることができる豊島区議会となるために、私も機会をとらえて発言してまいります。

2016年11月のひと言

 アメリカ大統領選挙の投票日が近づいていますね。勝者はクリントン氏なのか、それともトランプ氏なのか。世界的に注目が集まっています。私はクリントン氏が勝てば、アメリカはあまり変化することはなく、したがって日本もそんなに変わらないが、トランプ氏が勝てば、世界的に大きな変化が期待できると言ってきました。
 確かにトランプ氏は、いろいろと問題のある発言をしていますが、共和党の予備選挙で最初は泡沫候補とされていながらも、あれよ、あれよという間に勝ち上がり、唯一無二の共和党候補者としてクリントン氏に対峙しています。このような展開を誰が予想したでしょうか。
 アメリカのマスコミも日本のマスコミもこぞってクリントン氏を応援しています。トランプ氏が勝つはずがないとの論調です。天邪鬼な私は、だからこそトランプ氏に勝ってほしいと思ってしまいます。マスコミの大応援団がついているクリントン氏に勝つことは大衆の勝利と言え、私がこの豊島区でも起こしたいムーブメントであるからです。
 大衆が勝つのか、それともマスコミが勝つのか、世紀の決戦が刻一刻と迫っています。私もほかの国ことながら、わくわくしています。

2016年10月のひと言

 月日の経つもの早いものですね。朝晩がとても涼しく感じる今日この頃です。
 しかしこの豊島区においては、熱い戦いが展開されています。小池百合子都知事が衆議院議員を辞職したことに伴い、補欠選挙が行われる予定となっております。この夏から、参議院議員選挙、東京都知事選挙、そして衆議院補欠選挙と選挙・選挙・選挙ですね。
 豊島区・練馬区の一部、いわゆる東京第10選挙区においては、自民党公認の若狭勝さん、民進党公認の鈴木ようすけさん、諸派の方が立候補される予定です。事実上、与野党の一騎打ちとなります。
 私はこの間、自民党の公認決定の流れを見てきましたが、なぜ若狭さんが公認候補者になったのか、そして若狭さんが何故自民党の公認になることを選んだのか不思議で仕方がありませんでした。
 小池都知事の誕生の背景に、若狭さんの党の除名をちらつかせた執行部をも恐れぬ勇気ある行動があったことは記憶に新しいところです。私は日ごろから「党より人」と訴えていますので、若狭さんの行動は立派だなと感銘を受けていました。しかし小池都知事が誕生してから、自民党は「小池新党」なるものを恐れ、二階幹事長も「撃ち方止め!」と語り、若狭さんに対して口頭注意のみで処分を済ませることとなりました。政党の処分としては大甘でしょう。応援したくても党の処分を恐れて、党の推薦候補者を応援した人たちにとってはたまったものではないでしょう。
 かつて、郵政選挙の時に、小泉総理が反対する者は除名だという厳しい態度で臨んでいたことが懐かしく感じられます。自民党の規律というものはどこに行ってしまったんでしょうか。
 さらに、若狭さんも若狭さんで、なぜ自民党の公認を希望したのでしょうか。あれだけ批判していた自民党の公認などいらないとして無所属で立候補したほうが筋が通っていたのではないでしょうか。自民党が仮に他の人を公認候補者として立てても、若狭さんは今回の衆議院選挙においては小池都知事の応援を受けて勝利するはずですからね。選挙で勝ったら、自民党は必ず復党してくれと依頼するはずです。昔から自民党はそのようなウルトラCをするんですよ。選挙に強い人を入党させる政党ですから。
 いずれにしても、そのようないきさつから無所属で立候補すべきだったと私は思います。このように考えると、若狭さんは勇ましいことを言っていたとしても結局は小池都知事誕生後、自分が比例区の候補者という立場から脱却して、この小選挙区の公認候補者としての立場を乗っ取ろうと考えていたのではという疑念が生じてしまいます。私は、政治家は野望を持つなとは言いません。むしろ持ってしかるべきだと思います。しかし自分の権力欲ではなく、あくまでも有権者のためにという動機が必要十分条件だと思います。
 果たして若狭さんはどのような志を持っているのか、私を含めた有権者の厳しい判断が示される10月23日の補欠選挙、私もしっかり判断し行動して参ります。

2016年9月のひと言

 9月になりました。朝晩少しずつ涼しくなってきましたね。これからどんどん秋めいてくることでしょう。
 さて、政治は常に熱いですね。リオのオリンピックでの日本選手団の活躍はもちろんのことですが、閉会式の時の安倍首相のパフォーマンスに世界が驚いたり、小池都知事が築地市場の豊洲への移転延期表明をしたりと、政治は常にマスコミにホットな情報を提供し続けています。民進党の代表選挙もスタートをしていますね。そちらも連日報道されるようになるでしょう。まさにネタが満載です。今月は、それ以外においてどのような話題で盛り上がるのでしょうか。
 私は政治というものは、目立てばよいということではないと考えています。もちろん、自分自身の存在や主張を知らしめるという作業は必要でありますが、過度に自分自身をアピールすることは控えたいと思っています。理想としては、政治家が見えないところで頑張っていて、それもあって区民の安全・安心が守られ、幸福な生活を営むことができるという社会を目指すべきです。
 今まで何人の政治家に失望し、裏切られてきたことでしょうか。表に出て自分をアピールしようとする政治家であればあるほど、自我が強く自分を一番に考えるようです。だいたい、謙虚な人が政治家になるということ自体が矛盾に満ちていますね。でも私はパフォーマンスを優先的に考える政治家はどうかと思います。今の政治家はこぞってテレビに出たがりますね。政治が身近になることは良いことですが、だからと言って有権者の方々のお話を聞くことよりも、テレビに出ることを優先するのはどうかと私は考えます。もちろん大きな選挙区になると、一人の議員が会える人数などほんのわずかではありましょう。しかしその姿勢や行動が地域を代表する政治家としての資格を伴わせるのではないでしょうか。
 パフォーマンスの政治はもういらない。私は声を大にして言いたいですね。

2016年8月のひと言

 暑い夏になっております。季節も暑いですが、リオのオリンピックも連日熱い戦いが続いております。日本人選手団の頑張りが私たちに感動と勇気を与えてくれています。最後の最後まで頑張ってもらいたいですね。
 それに引き換え、政治の世界は大きな選挙も終えて、しばらくは休戦という感じですね。しかしながら、この東京第10選挙区においては小池前衆議院議員が都知事選挙に立候補した関係で、10月に補欠選挙が行われる予定となっています。
 すでに、民進党の候補予定者は毎朝駅に立って政策を訴えていますし、活動を精力的にしているようですが、自民党の候補予定者は決定していません。共産党の候補擁立も含めてどのような選挙戦・論戦になるのか楽しみです。地元のことですから、私もよく考えて行動しようと思います。

2016年7月のひと言

 暑い日々が続きますが、政治の世界も熱い戦いが続いております。この7月には参議院選挙と、東京都知事選挙が行われます。両方とも大きな選挙ですから、各政党が影響力を行使しようと必死になっています。国政選挙である参議院選挙はある意味政党色というものが出ることは仕方のないことだと思いますが、東京都知事選挙において政党色が前面に出ることはいかがなものかと思います。
 東京は小国の予算に匹敵するほどの予算規模があります。特別会計も含めると14兆円という大きな予算を扱うことから、ある意味小国の大統領を決める選挙といっても過言ではありません。ですから、その人の政策はもちろんのこと、リーダーとしての資質、更には人柄など総合面から考えなければならないと思います。まさしく政党が決めるのではなく、決めるのは都民であるということです。そのような観点から各候補者を見定めていきたいと考えております。政党の都合ではなく、都民にとってどうなのかという視点ですね。
 冷静になって考えると、小池候補や鳥越候補が都知事になると議会との衝突は必至ですね。小池候補は「冒頭解散」という言葉を出して議会との対立姿勢を明確にしました。鳥越候補は話し合いによる妥協点の模索と言っていますが、自公の都議団の抵抗はそんな甘いものじゃないと思います。かといって、増田候補が都知事になると自公の都議団とうまくいくとは思いますが果たして改革ができるかというとクエスチョンマークがつきますね。悩ましい限りです。
 桝添前知事が辞職になった原因である「政治とカネ」についてはどうでしょうか。小池候補には選挙前からいくつかの疑問が呈されていますが、そんなに大きな問題にはなっていないようです。増田候補と鳥越候補については特に問題は指摘されていないようですね。
 しかしながら、鳥越候補には大きな女性問題に関する記事が出てしまいました。「政治とカネ」の問題ではないにせよ、大きなイメージダウンであることは間違いありません。今までの慣例から言うと、選挙期間中にこのような記事が出ること自体どうなのかという思いはありますが、しかしながら出てしまったことは事実ですから受け止めるしかありませんね。
 私は正直どの候補にも有力な決定だがないことからだれに投票すべきか非常に悩んでいます。たぶん投票する直前まで悩むかもしれません。それほど今回の都知事選挙はいろいろな思惑が交錯して複雑な選挙です。長期的に見て都民のために、そして都民が抱えている政策課題を解決するためにだれが良いのか、雰囲気に流されず、しっかりと判断してまいりたいと思います。

2016年6月のひと言

 6月を迎えました。早いものでこの一ヶ月が終われば、一年の半分が終わることになります。悔いの無い日々を送りたいですね。
 さて、安倍首相が消費増税の延期を宣言しました。私は以前から消費税の増税はやめるべきだと申し上げておりましたので、この判断については支持をしますが、以前に増税の延期を決断した時に次の時に延期することはないと明言をしていましたから、まずは国民の前に増税しても大丈夫なほどに好景気な状況にもっていけなかったことに対して謝罪をするのかと思ったら、「この判断は新しい判断である。」と責任を回避しました。恐るべき言葉のトリックです。国のトップがこんなにも無責任かつ不真面目な姿勢に驚きました。政治家の言葉は重いと考えていた私ですが、総理大臣自らそうではないと言っているようなものです。本当に衝撃的でした。
 いずれにしても、早々と民進党も消費増税反対の姿勢を示していたので、参議院選挙の争点があまりなくなってしまいましたね。与党側はまたアベノミクスを持ち出すのでしょうか。民進党をはじめ野党は憲法改正の是非を問うのでしょうね。そうするとけんかにならないので、やはり自民党はじめとする与党の圧勝という形になるんですかね。
 一人区では野党統一候補が擁立されており、巨大与党に対抗する手段として今回真価が問われます。早速与党側は、民共との戦いだと言って、民進党の保守層を分断しようと試みていますが、逆に考えればそうなることが怖いということでしょう。ですから、私は結果がどうなるのか楽しみにしています。確かに民進党の保守系議員の中に共産党と組むことに異議を唱える人がいますが、ばらばらに戦って勝てるはずがないのですから、やるべきです。これで結果を出すようなことがあれば、衆議院選挙においても野党統一候補を擁立してかなり自民党の議席を奪うことができるという確信が持てるからにほかなりません。
 さて、色々な思惑をはらみながら参議院選挙が始まります。投票日は7月10日となりますが、衆議院選挙の前哨戦としての運命の日が近づいていると考えるべきでしょう。

2016年5月のひと言

 私が注目していた衆議院補欠選挙の結果は、与党1勝・野党1勝というかたちで終わりました。結果からいえば五分と五分でしたが、特に注目された北海道5区においては、与党候補者が野党候補者に僅差で競り勝ちました。
 このことは野党統一候補として乱立せずに一人を擁立すれば、ある程度アンチ与党の受け皿として戦えるということを意味しています。北海道5区というのは故町村信孝衆議院議員の地盤で自民党的には強固な地盤を持っている選挙区です。しかも今回は弔い合戦ということで親族を擁立しているわけですから、今までの常識から言えば、自民党的には楽勝しなければならない選挙区です。ところがふたを開けてみれば、僅差の、まさしく薄氷を踏む勝利でした。野党としては、負けはしたけれどもこの方法で今後も大いに戦えるという自信を持つことができたのではないでしょうか。一方与党からしてみれば、無党派層が動けば敗れるかもしれないという危機感を持つことになったと推測します。
 いずれにしても、私は日本国のために良い政治を行ってもらいたいと考えており、自民党の数による一強政治は結果として国民のためにならないと確信するものであり、よって今度の参議院選挙においては野党に頑張ってもらいたいと思っております。
 政治には常に緊張感が必要です。緊張感のなさから驕りや油断が生じてきます。私も肝に銘じながら、区政に、あるいは参議院選挙にかかわっていきたいと考えております。

2016年4月のひと言

 新しい年度がスタートします。心機一転頑張りたいと思います。 さて、国政においては7月の参議院選挙の時に衆議院選挙も行うという、いわゆる同日選挙が囁かれております。もちろん、衆議院の解散権は内閣総理大臣の専権事項でありますから、私たちがいくら予測しても仕方がないのですが、マスコミは衆議院選挙のときは広告収入が増えるので早く選挙をやりたいという意識があり、解散をあおるようにするというのが今までの慣例です。
 私は任期の4年をしっかり活動した後に、国民によって判断をしてもらうべきだと考えており、1年とか2年しかたっていない間の解散総選挙には否定的です。国会議員も落ち着いて政策に没頭出来ないと思うからです。
 いずれにしても衆参同日選挙をするかしないかを占うという意味で大きな試金石になるのが衆議院の補欠選挙です。京都3区と北海道5区の選挙結果が衆参同日選挙になるかどうかを決めるといっても過言ではないでしょう。京都3区においては、自民党は候補者を擁立しておりませんので、北海道5区で与党候補対野党統一候補の選挙結果がどうなるかがポイントとなります。私はこの選挙に大変興味を持っております。皆さんも今後の政局を占う意味で是非注目してみてはいかがでしょうか。

2016年3月のひと言

 暖冬と言われたこの冬もいよいよ春の足音を感じることができるようになりました。3月は別れの季節でもありますが、今年もまた新たなドラマが展開されることでしょう。
 さて、国政のほうでは別れというよりも新しい出発が行われそうです。民主党と維新の党がやっと新党を作ることになるようですね。果たして圧倒的な数を誇る自公政権の対抗軸となりうるのでしょうか。
 私は今回の参議院選挙で大勝はしないまでも少しの成果は残すことが出来るのではないかと思っております。すぐに政権交代などできるはずがないわけですから、新党が国民のニーズをしっかり把握し、政策を提言して、行動する姿をしっかりと見せていくことによって信頼を勝ち取っていくしかないのです。
 私たち有権者は冷静に考えるべきだと思います。振り返ってみると、日本は政治改革=選挙制度改革として小選挙区制度を導入し二大政党政治を目指しました。しかし、自民党も民主党も政権をとりながら国民の声に応えることができず、政権交代を繰り返してしまいました。二大政党制に限界を感じて、第三極が生まれましたが、その勢力も分裂に分裂を重ねてほぼ消滅。結局国民は比較相対論で自民党を選択しているというのが現状だと思います。国民の本音は政治不信が根強いと感じます。
 だからこそ、新党はしっかり綱領を作り、どのような国家、どのような社会を作るのか国民に明確に示し、じっくり勢力を拡大してもらいたいと思います。私はこの国を正しい方向性に導くのであれば自民党でも新党でも良いと思っています。私は無所属です。いわゆる無党派ですから常にそのような思いで行動をしています。しかしながら圧倒的な数を誇る自民党が傲慢な態度を見せ始めている昨今、謙虚な気持ちで国政をつかさどってもらうために今度の参議院選挙は新党が躍進すべきだというのが現在の私の心境です。
 日本のために、社会のために、地域のためにどうあるべきか。このような視点で常に考え行動してまいります。

2016年2月のひと言

 早いもので新年を迎えてから既に一ヶ月が過ぎました。本当に月日がたつのは早いものです。
 さて、日銀のマイナス金利政策が発表されてから、少し円安株高になったと思ったらすぐにその効果は消えうせ、逆に今後の景気に対する不安も相まって連日の円高株安に逆戻りしています。ここまでは日銀の計算に誤算が生じているようです。
 私の率直な印象は、安倍政権は単なるカンフル剤としてではなく、主要な経済政策として金融政策を使い過ぎているということです。つまり経済政策を金融政策に頼りすぎだと思います。そして政権において唯一国民的に自分たちの実績だと協調することが出来ている円安株高を維持するために、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)に公的年金の積立金を運用させるにあたり、株の運用比率を25%に引き上げてまでハイリターンを得ようとしています。それはすなわち官製相場で株価を上げるための方策であることはミエミエです。私たち国民の財産である公的年金をハイリスクハイリターンというギャンブルの世界で運用させていいのでしょうか。政治にギャンブルは必要ないと申し上げたいです。
 実体経済を伴っていないものはたとえ株高になってもある時点で急落することになるというのが経済学の常識です。ですから現在起こっている円高株安はいよいよ日本経済の実態に合った株式の評価へと近づいていっているのだと思います。
 そもそも株を買ったり、売ったりする人が日本国民の何パーセントを占めるのでしょうか。大半は外国の個人や資本が売買しているのであって、われわれ庶民にはあまり縁のない世界です。それを毎日のようにニュースとして流し、日本は経済が良くなったとか悪くなったとか評価していること自体がナンセンスだと思います。
 大切なことは、国内の需要を喚起し拡大していくような経済成長を目指すことです。そうであるにもかかわらず、やれ安保関連法案だ、やれTPPだと言って、世界いや、アメリカしか見ていません。アメリカに従属することが政権維持の最良の方法だと思っているのでしょう。私はアメリカという国家は好きではありません。わがままだからです。かつては「世界の警察」という立場で、世界に問題が起こったら最強の軍事力を誇示して紛争を解決していました。そして民主主義を世界に広めなければならないとしてその国の体制を倒し、アメリカ傀儡の政権を作ってきました。その代償としてその国の文化や伝統を消滅させてきたのです。その行動が中東での反米意識を高めることになり、その延長線上にイスラム国のようなテロ集団が存在することになっているのだと思います。もちろん暴力により体制を変えていくことは絶対に認めることは出来ませんが、アメリカにもその大きな原因があるだろうと申し上げたいのです。
 北朝鮮の事実上の弾道ミサイルの発射についてもそうです。超大国は自分たちで核兵器を持っているにもかかわらず、今後はどの国にも核兵器を持たせないというのは筋が違うでしょう。
 矛盾だらけの世界にあって、唯一リーダーシップを発揮できる国があります。それは日本です。日本こそが世界で唯一被爆国であり、核兵器の悲惨さを体験している国です。そして八百万の神という、自然のどのような現象に対しても神秘性を感じ、神として崇拝してきた特別な感受性を持った民族なのです。そして、どのような文化や伝統もすぐに受け入れていくという受容能力という意味でも、絶対神・唯一神の欧米・中東諸国とも仲良くやっていける唯一の民族だと私は思っています。今後、日本という国はそのような意味でも世界の精神的なリーダーとして尊敬されるような行動をとる必要性があります。だからこそ日本のトップたる総理大臣には大きな器を持ってもらいたいのです。国会の答弁で民主党ごときを皮肉たっぷりと批判しているようでは器が小さすぎます。
 国会も始まり、連日閣僚の資質が追及されています。国会議員の劣化がすさまじいですね。われわれ地方議員も襟を正して区民の皆様から尊敬をされるような区民の代表としての議員を目指して努力しなければなりませんね。

2016年1月のひと言

 新しい年がスタートしております。本年も志を高く持って頑張ります。
さて、長らくご無沙汰だった国会も通常国会が開かれ、連日議論が交わされております。しかし、私たちから見ると政策について議論しているように見せかけて、政権与党の足を引っ張ろうとする野党と、過去の政権運営を批判しながら自分たちを正当化する与党との泥仕合にしか見えません。政治の劣化がここまで来たれりという感じです。
一体、誰のために、何のために政治をしているのでしょう。誰しも、高い志を持って政治家としてスタートしたのではないかと思うのですが、いつの間にかその志を失ってしまうのでしょう。それは党派というものが原因であると私は思っています。政党に所属する者として、またその組織の中の一員としての行動を求められる者として、いつのまにか本来の自分のやりたかったことが失われ、やりたくなかったことが普通に行えるような人間に変わってしまうということです。
お互いを批判し合うことにより、何か建設的なものが生まれるのでしょうか?もし生まれるとしたら、それは憎しみであり、恨みであり、より良い方向性を生む原動力とは到底ならないのではないでしょうか。人は何故憎しみ合うのか?何故政党が違うからと言って、敵視するのか?何故違う政党の人が語ることは間違っていて、自分たちの言っていることが絶対的に正しいと主張できるのか?本当に政治はおかしいことばかりです。世間の非常識が議会の常識となっているようでは、より良い政策など生まれるはずもありません。
そのようなことを考えながら、無所属議員である私こそが党利党略を超えて、本当に区民の皆様のために是々非々で発言できる政治家であるし、そうあり続けたいと考えております。今年も正論を吐いてまいります。ぜひご注目いただき、叱咤激励のほどよろしくお願い申し上げます。

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