刷新の会・豊島区議会議員 ふるぼう知生のホームページ

2009年12月のひと言

 早くも師走となりました。一年のサイクルがとても早く感じてしまう今日この頃です。さて年末に向けて来年度の予算編成作業が加速されます。先月は事業仕分け劇場で国民の大いなる評価を得た民主党でしたが、鳩山総理自身の個人献金疑惑もあって、プラスマイナス0という感じでしょうか。いや、株価の低迷、円高、デフレなどむしろマイナス的内容がどんどん矢継ぎ早に噴出しており、財源が厳しい中、景気対策として補正予算も組まなければならないような状況です。そこになかなか落とし所の難しい普天間移設問題もあって、早くも新政権にミニ危機がおとずれているかのようです。
 しかしマスコミというのは本当に拙速ですよね。考えても見てください。新政権が発足してからまだ2か月とちょっとです。半世紀にもわたる一党支配の中で作られた体制を政権交代したからと言ってそんな短い期間で変えることができるはずはないのです。われわれ国民は最長でも4年間政権を託したのですから、それぐらいの期間で民主党政権について判断をすべきだと思うのです。目先のことばかり追って長期的な戦略というものが今までの政治にはありませんでした。だからこそ私は新政権に日本という国をこういう国にしたいという長期的なビジョンを打ち出し、そのための予算を戦略的に組んでほしいと思います。事業仕分けは無駄な予算のカットでしかありません。そちらも今迄から比べると大変な事業ではありますが、これからもっと難しい、選択的集中の予算編成をマニフェストと整合性を持っていかにやっていくかという仕事が待っています。いよいよ菅直人国家戦略局担当大臣の出番です。年末年始の間にこの予算編成と普天間問題に国民が納得するような結論を出すことができるか。政治というのは生き物ですから、どんな方向に向かっていくのか誰も予測できません。私は寛容な姿勢で長期的に民主党政権を見守っていくつもりです。求められているのは「長い目」ではないでしょうか。

2009年11月のひと言

 新政権が誕生してからはや1ヶ月半が過ぎようとしています。自民党政権時代に積もり積もった国債の返済もしなければなりませんし、無駄遣いも撲滅しなければならない。そしてマニフェストに盛り込んだ政策も予算化しなければなりません。平成22年度予算の概算要求が95兆円といわれている中にあって、行政刷新会議主催の事業仕分け作業が本格的にスタートし注目を集めています。無駄遣いを徹底的になくして、新しい政策を行うための財源を確保すると言っていた民主党ですから、実現できるように頑張ってほしいと思います。
 最近のマスコミは結論を求めることにあまりにも拙速すぎるのではと私は思っています。国民もマスコミも、政権が4年間でやったことを総括するぐらいの、もっと大らかな気持ちを持たなければならないのではないでしょうか。半世紀にもわたってほとんど一党独裁が続いてきたのですから、体制を変えるのは容易なことではないと思いますし、またそれなりに時間がかかると思うのです。寛容な心が必要だと思います。
 その一方、私は民主党政権において、地方参政権の問題や教育の問題が、私の心配する方向になし崩し的に進んでいることにむしろ危惧を覚えます。このことについてはいずれ詳細に私の考えを記したいと思いますが、国家の在り方や教育の在り方がゆがめられるのではないかと心配です。これからもしっかりチェックしていきたいと考えています。
 来年の参議院選挙自民党にとって存亡を賭けた戦いになると思います。万が一その選挙でも負けることがあるならば、自民党は求心力を失い、溶けてなくなることでしょう。今まで何の迷いもなく政権党だからといって自民党を応援してきた各種団体も医師会を始めとしてそのスタンスを徐々に民主党寄りに変えてきています。先日の参議院の補欠選挙でもあれだけ低い投票率であったにもかかわらず、大差で民主党の勝利となったことからも理解できると思います。まさしく政権交代が日に日に、かつ具体的にあちらこちらで展開されているのです。そのことに自民党が気付かなければ本当に大変なことになるとあえて私は警告しておきます。自民党のだらしなさを見れば見るほど、民主党の危うさを感じれば感じるほど、新しい保守への胎動を期待するのは私だけではないと思います。

2009年10月のひと言

 朝晩が涼しく感じる季節となりました。新政権発足後、鳩山総理大臣の任命した大臣たちが連日マスコミを賑わせています。政権交代というのはこういうことかと日々実感しています。「核機密問題」に取り組む岡田外務大臣、「八ッ場ダム」で注目を集めた前原国土交通大臣、「国営マンガ喫茶建設凍結」で脚光を浴びた川端文部科学大臣、「築地移転に慎重姿勢」を示した、赤松農林水産大臣、今最も旬な話題を提供しているのが「モラトリアム法案」の亀井金融・郵政担当大臣です。どの大臣も自分の存在を誇示しようと張り切っているのは大変結構なことだと思います。
 私が一番関心を示しているのが、国家戦略局担当大臣の菅直人副総理です。今までの自民党政権では国家百年の計、いわゆる国家戦略というものが欠けていました。私のような政治の素人でも、社会保障がこれだけ成り立たなくなっているのだから、少子化対策をしなければ将来この国や地域が持たないと議会で訴えていますが、民主党の「子ども手当」について自民党の政治家から聞かれるのは「財源はどうする」という馬鹿の一つ覚えの言葉のみです。政治が主導すれば、必要な予算を優先的につけることなど簡単な事でしょう。いかに前政権が官僚の言いなりになっていたかを自ら立証する言葉ではないでしょうか。
 そのような意味で、菅直人国家戦略局担当大臣には思い切った戦略を描いてほしいと思います。私ならば、キーワードは「少子化対策と教育改革」そして「環境立国」です。持続可能で安定的な社会保障制度を堅持するためには、少子化対策が急務です。そしてただ子供を産んでもらうだけではいけません。しっかり物事を判断できる子供に教育しなければなりません。また、日本が世界をリードできるのは環境の分野での技術しかないと私は思っています。世界の環境技術をリードしながら、自国も豊かになっていく長期的戦略が必要です。資源のない日本ですから、優秀な人材と技術で勝負するしかないのです。50年後も100年後も日本という国が世界の中でしっかり存在感を持った国であるために、新政権における国家戦略局の役割は重要であると考えます。50年続いた自民党の長期政権によるいろいろな弊害があるとは思いますが、頑張ってそれを乗り越えてほしいですね。

2009年9月のひと言

 民主党の地滑り的勝利で総選挙が終わりました。これから首班指名、組閣へと移っていきます。鳩山新首相のリーダーシップのお手並み拝見というところです。多くの国民の期待を一身に背負っての308議席なのですから、数の驕りを捨てて謙虚に、しかし確実に前進してもらいたいと思います。
 私は無所属議員でありますが今回、民主党とその候補者を支援しました。私の政治の師匠である小林興起先生が民主党入りをしたというのが一番の理由ですが、弱者に対する視点そして、国民目線を忘れた自民党を下野させることによって、自民党自体に反省を促し、自分自身の保身のためでなく、国民のために政治を行わなければ政権が交代させられるという、いわゆる国民主権の政治を日本に定着させるためです。
 半世紀以上にもわたり、日本の政治の中で第一党であり、リーダーであった自由民主党ですが、その長期間の支配体制の中で慢心や驕りがあったことは事実です。選挙戦の終盤には民主党に対するネガティブキャンペーンを盛んに行っていましたが、大政党である自由民主党が落ちれば落ちるものだと寂しく感じました。
 しかし民主党政権になったからといって、全てがすぐにバラ色になるわけではありません。民主党にはいわゆる右の人もいれば左の人もいます。すなわち自民党よりもウイングが広い政党です。国家の安全保障に対する考え方を一つにまとめられるのか、同じ政党の中でさえそういう状態なのに、参議院において単独では過半数を超えていないということで、社民党と国民新党との連立政権をスタートさせるようですが、安全保障の問題がいずれ勃発することは必至でしょう。私は政党というのは同じ政策の下に集まるべきものだと思っています。憲法に対する考え方を中心として政権交代の後には政界再編が来ることでしょう。政治はまだまだ怒涛の如く動くと見ています。その時がくるまで私は無所属議員を貫ぬくつもりです。無所属議員として立候補し、当選させてもらったわけですから、4年間は無所属を通すのが筋でしょう。激しく動く政治の流れの中で「筋を通す」議員でありたいと考えています。

2009年8月のひと言

 衆議院の解散総選挙の日程も8月30日と決まり、各候補予定者が死力を尽くした戦いが今まさに繰り広げられようとしています。最近、「マニフェスト=政権公約」という言葉がすっかり定着したかのような感がありますが、各党が発表のタイミングをずらしながら、ライバルの出方を考えたり、発表したものに修正を加えたりと、半ば情報戦、神経戦の様相を呈しています。「他党があんなことを言ったから、こっちはもっとすごいことを言わないとインパクトがない。」といういわゆるマニフェストのたたき売りのような状況となってきました。
 私は国民との契約を結び、政権を担っている間、その公約を守るべき努力をするという意味で、マニフェストも一つの考え方ではあると思いますが、3年ないし4年間の間にできることということに限定されることになり、この国を20年後、30年後どのような国に持っていこうと考えるのか。世界との関係の中で、どのような位置を目指すのかなど、大きな視点が失われることになりはしないかと危惧しています。
 国家戦略というものがこの国には決定的に欠けています。日米安全保障条約をどうするのか。憲法改正の問題。少子高齢化問題。教育問題等々、大きなテーマに関する議論がほとんど進んでいません。はっきり言って政治家の怠慢です。正論を吐けば吐くほど、マスコミや選挙区民に叩かれるのを恐れて、誰も本音で語らなくなりました。本音で語って党の方針と違ったら除名させられるのが怖くて、議員も口をつぐむ人たちばかりになりました。こんなことでは日本が滅びてしまいます。マスコミや選挙民に過度に迎合することはやめて、それぞれがそれぞれの信念に基づいて発言し、行動するようにするためには私は中選挙区制度の復活が必要だと思います。そしてそれは、首相公選制とセットとならなければなりませんし、また衆議院の任期を4年なら4年と決めて、国会議員にじっくり仕事に集中してもらうことも必要となるでしょう。
 とにかく、国民はマニフェストのたたき売りや、他党の批判合戦を見たいのではなく、本当の政策議論が見たいのだと私は思います。日本の政党政治がこの選挙をきっかけにグレードアップすることを切望します。暑い夏、私も熱い戦いに参画して、この歴史に残るであろう選挙に国民の一人として全力投球をしたいと決意しています。

2009年7月のひと言

 梅雨時期の蒸し暑い日々が続きます。いかがお過ごしでしょうか。さて本格的な熱い夏を迎える7月となりました。政治の世界も熱ければいいのですが、なんだか議論が内向きに熱い感じがしてなりません。
 自民党内で「麻生降ろし」が日々強まっています。内閣改造や三役交代などの手法で、求心力の回復を図ろうとした麻生総裁でしたが、それすらも自由にさせてもらえず、また若手から始まり、幹事長経験者からも露骨に総裁を辞任すべきとの声が出てきました。総理総裁を変えて、自分の選挙を有利にしようとする魂胆が見え見えであまり気持ちのいいものではありませんね。そして今度は人気のある東国原宮崎県知事にオファーをし、「総裁選に出る環境を整えてくれ」と言われる始末。自民党はかくもひどい政党に堕落してしまったのかと呆れるばかりです。プライドというものがないのでしょうか。一度くらい選挙に負けたっていいじゃないですか。自分たちが絶対正しいと思うことは必ず後世において評価されるはずです。自信があるならもっと堂々とできると思います。郵政民営化がそのいい例ですね。4年前は大方の国民が諸手を挙げて民営化賛成の意思表示をしました。しかし今どうでしょう。様々な疑惑が浮かび上がってきていますね。正義は必ず現われます。
 私は以前に自民党の国会議員の秘書をしていました。だからこそ愛情を持って言える資格があると思いますが、自民党は一度下野して、国民のあるいは庶民の感覚を肌で感じた方がいいと思います。二世議員が多くなり、国民の感覚からあまりにも乖離してしまったからこそ、これだけアゲインストの風が吹いているのです。麻生首相の資質という問題もありますが、首をすげかえたからといってこの逆風は収まらないと思います。
 さあ決戦の夏。都議選前の解散はあるのかないのか。はたして都議選はどちらが勝つのか。その結果次第で麻生首相で解散総選挙ができるのかどうか。これから一日一日政治から目が離せませんね。もっともこういう政治家の保身のための内輪もめを見せつけられている皆さんは夏だというのに逆に冷めているかもしれませんが・・・。

2009年6月のひと言

 6月を迎えました。そろそろ熱い夏の到来です。区役所もいわゆる衣替えの季節となり、クールビズをする人が多くなっています。私は個人的にはクールビズにはあまり賛成していません。特に国会議員がファッションを競い合うかのような風潮にはいかがなものかと思っています。古い考え方かもしれませんが、厳しい経済状況であるからこそ、議員は特にちゃんとネクタイをして、身を引き締めて政治に取り組むべきだと考えます。
 「世襲制限」が政治の大きなテーマとなってきています。私は経験上、世襲というのは正に日本人の文化であると考えます。次の後継者を誰にするかと考えた時に、親族の人を立てれば角が立たない。喧嘩を好まない民族であるこの日本だからこそ、世襲ということが成立するのだと思うのです。国民が選挙で選んだのですから、世襲が即だめだということは国民に対して失礼でしょう。しかし結果からみると、安倍元首相、福田前首相の突然の政権投げ出しを見せつけられると、世襲議員は根性が座っておらず、志もなく、ただ家業のように仕事をこなしている人が多いのかもしれないと想像してしまいます。
 世襲を制限するということは党の方針としてはできても、法律的に難しいことだと思います。むしろそんなことよりも、小選挙区比例代表制度をどうするのか、議員定数をどのように定めるのかということの方が建設的な議論だと思います。小選挙区であるならば、世襲というのは圧倒的有利な立場です。昔のような3人以上選出される中選挙区制度であるならば、たとえ世襲候補がいたとしても、他の新しい人材が出てくる可能性は担保することができるのです。今度の選挙前の制度改正は難しいと思いますが、もう一度政治改革という観点から、世襲制限ということだけではなくして、本当に民意というものを反映している選挙制度であるのかどうかということを大きく見直す時期が来ていると考えます。
 通常国会も2か月程度延長して、ほぼ任期満了の選挙ということが確定しました。もしかしたら、ウルトラCで9月上旬解散、10月選挙ということもあるかもしれませんね。

2009年5月のひと言

 5月を迎えました。皆様のご信託をいただいて区議会議員になって以来、満2年が過ぎて4年間の任期もターニングポイントを折り返したというところでしょうか。公約に対して自分はどのように向き合っているか、発言しているか、そしてどれくらい実現しているかということを常に思いながら活動をしています。
 残念ながら少数会派の悲哀を感じるシーンもありますが、役所の方々とどのように向き合うかということも少しずつ理解できるようになり、理事者の方々とも意見交換できるようになってきたのは、自分にとっても大きな収穫だと思っています。一期よりは二期、二期よりは三期というふうに人脈を築く中で、仕事がしやすくなっていくということがわかってきました。今後も地元の方々のご意見を誠心誠意受け止め、区政につなげていきたいと思っています。
 さて国政では補正予算の審議が開始され、民主党の出方次第では解散も止むなしということのようです。解散は、公明党の協力なくしては選挙に勝利できない自民党という現実から、私はほぼ任期満了だと思っていますが、マスコミも飽きさせないように連日面白おかしく書いています。嵐の前の静けさといった感じでしょうか。いずれにしても都議選も近づいてきますし、熱い夏の戦いになりそうですね。
 区議会では5月に議長、副議長の改選があります。議長選で一票を投じる私は今回も是々非々で臨みたいと思います。

2009年4月のひと言

 新年度を迎え、心を新たに決意を固めているところです。
 先月は日本国中、「侍JAPAN」の話題でもちきりでした。北京オリンピックの惨敗もあってか、その屈辱を晴らしてほしいと国民の思いが一つになって、凄まじい盛り上がりを見せました。日本と韓国が死闘を繰り広げた決勝戦は伝説となることでしょう。野球ファンの一人として原監督をはじめ選手の皆さんのV2という偉業に心から祝福を送ると共に、感動をありがとうと申し上げます。久々に明るいニュースでした。
 さて、国政においては民主党の小沢代表の不正献金疑惑により「政治不信」がピークに達しております。民主党中心の政権交代を期待しながらも、民主党に対する支持離れが進みつつあります。自民党もダメ、民主党もダメでは国民はどの政党に期待していいのか、宙ぶらりん状態です。こういう乱世の時代はやはり原点に立ち返り、党ではなく人物本位で選択し、票を投じるべきと考えます。本来政治というものは国民の熱狂的な支持がなければなりません。国を背負うということでは、侍JAPANの戦士たちとは比較にならない重荷を背負っているのが国会議員です。野球は負けても何とかなります。しかし政治は失敗が許されません。今の政治家にそのような、生きるか死ぬかの張りつめた想いというものがあるのでしょうか。
 圧倒的優位立っていた民主党の敵失に乗じて、自民党も麻生降ろしが休止しました。いつ選挙になるか、誰を党首にして選挙を戦うか、両党の激しい駆け引きが益々エスカレートしそうです。国民不在の中に・・・。

2009年3月のひと言

 月が新しく変わり、日本中の注目がWBCに集まっています。先回の王JAPANが優勝しているので、誰しも連覇を期待していることでしょう。野球好きの私です。息子も野球チームに入っていますが、家族そろって一生懸命応援したいと思います。
 さて国会においては21年度の予算が衆議院を通過し、年度内の予算成立のめどが立ちました。ここからいわゆる「麻生降ろし」のスタートです。小泉元首相の、定額給付金を含んだ補正予算案に対する議決の欠席宣言に始まり、多くの議員が公然と首相批判を行うようになりました。私は今のそんな状況に深い憤りを覚えます。別に麻生首相を擁護するわけではありませんが、政治家たるもの国家国民のために働くのであって、私的な動機というものがあってはなりません。それなのに、今の自民党議員の中に「麻生首相では選挙は戦えない」とマスコミの前で堂々と発言する人がいます。昔だったらそんな言葉は自己中心的でとても言えなかったと思うのです。そういう言葉が出てくること自体、議員として恥ずかしいと思わないのでしょうか?ただ自分の選挙に有利になればということで発言したり行動したりする姿勢。こういう保身ばかりを考える議員が何人いても日本国は良くならないと断言できます。
 国のためにがんばるという点ではWBCも同じです。いやむしろ侍JAPANのメンバーのほうが愛国心において勝っているかもしれませんね。3月は国会よりもむしろWBCの方に注目していこうと思います。素晴らしい結果になるように、みんなで応援しましょう。

2009年2月のひと言

皆さんお元気ですか。私は先月の21日から腰痛を患いまして、ほぼ2週間にわたって家で休んでいました。それゆえブログやその月の一言が更新できずに悶々とした日々を送っていました。私が言うのも変ですが、お体にはお気をつけてください。
この間、いろいろな本を読みました。区からいただいた分厚い資料も良い機会だから読み漁りました。今月の20日から議会も再開します。今回は21年度の予算委員会も開かれますので、その審議の際にこの期間得たものを生かしていきたいと思います。
さて、最近私は国会中継を見て悲しくなります。与党もだらしないとは思いますが、野党の質問も、「首相は定額給付金を受け取るのか、受け取らないのか」であるとか、「首相、この漢字が読めますか。」とか、あまりにもレベルの低いやりとりです。この方々には国の将来のビジョンというものがあるのでしょうか。今のままでは本当に日本という国は溶けてなくなってしまいそうです。「100年に一度の危機」だからこそ、国民が団結してこの危機を乗り越えなければならないのに、政治がこんな状況では絶望感が漂います。
そんな思いを巡らせながら、動けない自分に、また動けたとしても区議会レベルでは何もできない自分に悶々としながらも、とりあえず自分の持ち場である区議会において全力を挙げて頑張り、その次に都議会議員選挙や衆議院選挙などで、行動していくしかないと強く決意させられております。

2009年1月のひと言

明けましておめでとうございます。新春を迎えて「今年もやるぞ」と、決意を新たにしているところです。本年もよろしくお願いいたします。
さて昨年を振り返ってみますと、まさしく世界的に「変革」の波が怒涛のごとく押し寄せた年でした。まずアメリカの大統領選挙でマイノリティである黒人から初めて大統領が生まれるという歴史的「変革」がもたらされました。折しもその大統領選のさなかに、アメリカ発の金融危機が生じ、世界同時株安そして世界経済の停滞へと日々深刻な状況に追い込まれています。人々は過度に市場原理主義を推し進めた結果だと酷評するようになり、すべてを市場にまかせずある程度の規制は必要だと言い始めています。遅かれ早かれアメリカ一国による世界経済の支配は終焉を告げるでしょう。世界の経済体制の「変革」の始まりです。
そのような流れの中で、日本もあの「トヨタ・ショック」が象徴しているように、絶好調だった企業がわずかな期間で赤字へと一挙に転落するという凋落ぶりです。非正規雇用やアルバイト等が真っ先にリストラされ、失業者やホームレスも急増し、社会不安が募っています。外需に頼りすぎてきた経済体制から、内需拡大への「変革」が叫ばれるようになりました。
しかし政治の世界では相変わらずのねじれ現象で、与野党が自分たちの正当性を訴えるだけで、歩み寄りをせず。国民のために即効性のある対策を打てないでいます。アメリカはあの金融恐慌勃発の時にも大統領選挙を行い、自分たちの手で新しいリーダーを指名しました。日本も「変革」の波にのるためにまず政治の世界から「変革」を起こさなければなりません。今年は衆議院総選挙があります。私たちの手で政治に変革をもたらしましょう。一刻も早い解散総選挙により、民意に即した政権をつくりあげ、国民と共にこの難局を突破してくれることを国会議員の方々には願うばかりです。

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