刷新の会・豊島区議会議員 ふるぼう知生のホームページ

●これまでのひと言

 麻生首相が誕生し、世間はもっぱら解散総選挙がいつ行われるかというところに焦点が集まっています。アメリカ発、世界恐慌の危機という状況の中で、選挙をしている場合かという声が日々勢力を増しつつある中、首相は苦しい判断を迫られています。まさに行くも地獄、戻るも地獄といった心境でしょうか。
 そんな中で行われた、先日の麻生首相の所信表明での民主党に対する逆質問。そして小沢民主党代表の逆所信表明と、国会はまさにテレビを意識したパフォーマンスのみが繰り広げられている状況です。国民不在の政権闘争に終始する国会。どうしてこうなってしまったのでしょう。小泉劇場という言葉が示すように、小泉首相は政治をお茶の間に持ってきて、国民と政治の距離を縮めてくれたと評価する人もいます。しかし、私は国政における判断というものは極めて難しいものであり、一つの問題にしても1・2分で説明できるものではないと思うのです。その問題が出てきた背景、実行した時の周囲への影響、あるいは未来における対応策等々、過去・現在・未来を意識して検証し、議論しなければなりません。「ワンフレーズポリティックス」という言葉は、格好はいいのですが大局を見失う可能性があるのです。
 マスコミのいわゆる「ペンの暴力」を恐れて、堂々と本音で語る政治家がいなくなりました。確かにマスコミの権力というのは今まさに、第四の権力と言われるほどになっており、睨まれたら終わりですから、テレビに出るときは耳触りのいい言葉だけを言って、議会では違う行動をとっている議員が多くなっています。そろそろ大衆迎合の政治、衆愚政治を打破しなければなりません。次の総選挙において、耳触りは良くないかもしれないけれど、真に国家国民のために発言し行動する政治家を、あるいは党を私たちは選択しなければなりません。本物の政治家を、本物の政党を選ぶのが今度の天下分け目の決戦、衆議院総選挙です。お互いに賢い有権者になりたいものですね。

2007年12月のひと言

 第四定例会の真っ最中です。定例会の最終日まで真剣にかつ慎重に審議して参ります。
さて大相撲では横綱の朝青龍が謝罪会見を開き、同日にボクシングの亀田大毅選手の謝罪会見。食品の業界では相変わらず賞味期限の偽造問題が続発しております。政治の世界では防衛省の事務次官という役人のトップによる巨大な疑獄事件の予感を感じさせる不祥事が起こり、ここのところどんな業界においても、日本国内は倫理観・道徳観が問われ続けています。マスコミの、謝罪せよとする論理にも自分達が問題を大きくしておいて何様のつもりだという思いもありますが、誤りさえすればそれで何とかなると思っている人も少なくないような気がします。昔の日本人は「恥」ということを知っていました。こういうことをすれば恥ずかしいという思いが、良心の呵責として現れ一定の善悪判断を成していたと思うのですが、それが日本人の中から失われてしまったようです。「恥の文化」として海外に紹介されていた日本の現状が今、まさに恥ずかしい状況ではないでしょうか。
 12月は今年最後の月、先生も走るという意味でこの月を師走と言いますが、私も今月は議会に地元に、走って走りまくるつもりです。いい意味で「恥」ということを常に意識しながら。

2007年11月のひと言

 一ヶ月にわたる第三定例会もようやく終了しました。先月の26日の最終日には意見書の採択・不採択をめぐって各党、各会派のすさまじい駆け引きが展開されました。テロ特措法のような外交問題から、挙句の果てには教科書の検定問題というおおよそ歴史という、政治が介入してはいけないことに対しても意見書を討論する有様に、私は大いなる 危機感を感じました。こんなこと区民の誰が望んでいるでしょうか。夜9時まで議論するなら区民に関することを議論すべきであって、国政のことを議論するために私達は選ばれたわけではないでしょう。私はさすがにその意見書の採決時には議場を退席しましたが、意見書に関しては、内容についてある程度のルール作りをする必要性を強く感じました。
 それにしても、一向になくならない偽装事件と謝罪会見。「白い恋人」や「ミートホープ」そして「赤福」、「吉兆」。実力を偽装していたという意味では「亀田事件」もその一つかもしれません。一体、何を信じて生きていけばいいのでしょうか。こんな言葉が出てくるくらい情けない状況です。ひところに比べて日本人のレベルが非常に低くなっています。昔は貧しくてもプライドを持って生きていたと思います。「武士は食わねど高楊枝」。私は常にこの価値観を大切にしたいと思っています。個人主義が蔓延し、自分さえよければいい、自分さえ儲かれば他はどうなっても知らないと考える人が、急激に増えている気がしてなりません。この数々の偽装事件も多分内部告発があって公に出てきたのだと思いますが、まだまだ偽装事件は知らないところでたくさんあることでしょう。昔のような誇り高き 日本人に更正するためにやはり教育が大事です。今の日本は目先の利益を考えるあまり、大局的なことを喪失してしまっている気がしてなりません。今月は22日から第四定例会がスタートします。失われつつあるプライドと大きな志を持ち、大きな視点に立って物事を捉え、判断し、区民のために行動していくことを「ふるぼう知生」はお誓いします。

2007年10月のひと言

 第三定例会の開会中です。先月は初めて一般質問もさせて頂きました。これからも公約の実現に向けて、そして地元の代表としての自覚を持って正々堂々発言をして参ります。
 さて、最近の政治を見ると大きな失望感を感じざるを得ません。一国のトップが病気とはいえ政権放棄をしてしまうという前代未聞の出来事もさることながら、政治家から次々と湧き出てくる、いわゆる「政治とカネ」の問題。あるいは、総裁選において、候補者の主張も聞かずに勝ち馬に乗るかのように支持を表明して、論功行賞を得ようとする議員の数々。本当に国民の為に政治をしているのか、あなた方の視線はどこを向いているのかと尋ねてみたい心境です。政治家というものは自分のために存在するものではない、国民や都民、そして区民の為に存在する。そのために税金で養ってもらっているわけですから。その分一生懸命努力しなければならないし、その使途については情報公開し、透明性を確保しなければならないという当たり前のことを私は主張しているだけです。お金のためでもなければ生活のためでもない。区民の皆様とともに考え、ともに行動したい。そういう政治家を目指し、日々精進し、頑張っていこうと再度決意を新たにしております。
 議員になって改めて感じることですが、区議会という中にも政党政治が存在し、多数決の論理で一人会派ゆえ、制限を受けることが数多くあるということです。しかし地域の問題は政党など関係なく、超党派で相談する内容ですので、合意をしやすいのではないかと思いますから、無所属ではあっても堂々と意見を述べていきたいと思います。今定例会は10月26日までです。それまで区役所に毎日詰めるようなつもりで頑張ります。

2007年9月のひと言

費用弁償の受け取りを拒否します。
古坊知生は宣言します。

9月11日、東京法務局へ行き、豊島区から支給を受けている費用弁償を供託して参りました。議会改革を掲げる私は自ら税金の無駄遣いを正します。

  費用弁償というのは、議員が本会議や委員会に参加したときに支給される交通費のようなものです。自転車で区役所に通う私は、費用弁償を受け取るわけにはいきません。区役所に返還しようにも、特別な団体に寄付する行為とみなされ、公職選挙法に違反することになるということで、今まで一旦銀行の口座にプールしておりましたが、法務局に供託をしている地方議員がいるということを聞き、私もそうすることにいたしました。
今年になり費用弁償を見直そうとする動きが全国の地方自治体で次々と起こっています。制度自体を廃止した自治体もあれば、実費のみ支給するようにした自治体もあります。神奈川県議会では今年になり、費用弁償を実費分だけ支給するようにしました。その結果、年間6000万円かかっていた費用弁償が1000万円にまで削減され財政効果を生んだと聞きました。神奈川県のような広大な地域で、議会にくるときに交通費がかかるということは理解できます。しかし豊島区議会は自転車でどの地域からでも来れる距離に区役所があるということから考えるとやはり費用弁償という制度は廃止すべきと考えます。そういう自治体のように豊島区が議会改革を進めるために、まず自分が出来ることから始めていきます。月単位で見ると小額ではありますが、月々貯めていけば4年間でそれなりの金額になると思います。願わくば他の議員が、考える材料にしてくれればと思っております。その為にも今後私のホームページ上で供託した総金額を掲示していくことにいたしました。一個人として、また一議員として使命感を持って行動して参ります。今後ともご指導・ご鞭撻をよろしくお願いいたします。

2007年8月のひと言

 皆様こんにちは。古坊知生です。議会においては第二定例会も終了し、すぐさま参議院選挙に突入。あわただしい中に、ホームページの更新が遅れてしまいまして申し訳ありません。まずは参議院選挙、私の師である小林興起さんになにかとご協力を賜り、まことにありがとうございました。感謝申し上げます。結果は伴いませんでしたが、必ずまた戦いの場が近々来ることと思います。その節はまたよろしくお願いいたします。今回の選挙を通じて、国民の間にいよいよ、二大政党に対する期待というものが定着してきたなということを感じました。次の衆議院選挙はこのまま行くとどういうことになるのでしょうか。日本にとって大きな選択である次期衆議院選挙。賢明な判断がして参りましょう。私は今、無所属議員としてどのように活動すべきかを考えています。地域の問題にますます区民の立場に立って、地元密着でがんばるということかなと考えています。9月になったら、第三定例会が始まります。第二定例会でよく勉強させていただきましたので、自分の思うことをそろそろ行動に移してまいりたいと思っております。「ふるぼう知生の活動」に是非ご期待ください。
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