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豊島区議会議長 堀 宏道 様

地方議会議員年金制度の見直しについての総務省の考え方に対する
全国市議会議長会の意見(案)についての意見

平成の大合併により全国の地方自治体の数が減少し、それに伴う現職議員の激減と退職議員の激増により、需要と供給のバランスが崩れ、いわゆる地方議員年金制度の破綻が間近に迫っている。
そのような状況の中で、このたび総務省からこの制度の見直しについての考え方が示された。内容は「存続は国民の理解を得れない」ということであり、廃止に向かって大きく舵を切ったものとして適切かつ当然のものと考える。
私としてはこの制度の存在自体疑問視しているが、廃止に向けて一歩前進ということで総務省の考え方に大いに賛同するものである。
しかし、一方で制度の破綻の大きな原因は国の政策によるところが大きいのであるから、後の処理についてはソフトランディングできるように、国が積極的に支援すべきである。
なお、具体的な補償については全国市議会議長会も、国の厳しい財政状況を考慮しながら解決策を模索する努力を期待する。

平成22年10月21日
刷新の会 古坊 知生