刷新の会・豊島区議会議員 ふるぼう知生のホームページ

ふるぼうの「熱き想い」

(以下は豊島区議会議員時のものです)
 私は保守本流の政治家を目指します。保守本流とは何か。私は次のように考えます。一言でいえば「温故知新」ということです。それは私なりに解釈すると、以下のようになります。

1. 地域あるいは国の良き歴史・文化・伝統を尊重し、保護する。
2. 地域に根差し、地元に密着して地域の文化・伝統そのものになる。
3. 変えてはいけないものは断固として変えないが、時代に合わなくなり、変えなければならないものは民主主義的手続きを取って大胆に改革する。

 私の祖父は村会議員をしていました。私が子どもの頃、祖父のもとには現役を引退したにもかかわらず、毎日のようにお客さんが来て、いろいろな相談に乗っていました。「あなたのおじいちゃんは優秀で立派な人だった。みんな本当にお世話になったんだよ。」という言葉を近所の方々から何度言われたか分かりません。

 次男坊として生まれた私は、祖父のように地域の為に行動する政治家になりたいという思いを強く抱くようになりました。私のスローガン、「地域の為に、地域と共に」の原点がここにあります。大学を卒業して、いろいろ社会で勉強した後、政治家になるために国会議員の秘書となり、政治と選挙を学びました。その期間中、私はこんな政治家になりたいと理想像を描き続けてきました。

1. 地域の代表者であることを自覚する。
2. 理想と信念を貫く。
3. 徹底的に情報公開をする。

 地域の事をしっかり取り組むことはもちろんのことですが、将来どのような豊島区を目指すのかという大きな観点からも政策を提言していかなければなりません。しかも、区民の代表者としてどのように考え、どのような発言をし、どのような行動をとったのか、議員活動を全面的に情報公開することが必要と考えています。
 時に柔軟に、時に頑固に、そしてオープンにして、己の信ずるところを歩んで参ります。

 以下に私の現時点での最も「熱き想い」がかかれてありますので、ご一読いただければ幸いです。

1.教育について

  • 最近起こっている凶悪事件、家庭内殺人、そして又、大問題となっている社会保険庁の年金問題、コムスン問題、どの事件をとってみても、日本人のレベルが非常に下がったといえる問題であり、戦後の教育をおろそかにしてきてしまったことを示す例ではないかと思います。「古き、良き教育を取り戻そう!そして本来の日本人の優しさ、和を尊ぶ心を復活させよう。そこから全ての問題は解決できる。」私が一番訴えたい 「熱き想い」です。

 1 子どもの教育の前に親の教育を!

  • 最近、親バカではなく「バカ親」という言葉が良くきかれるようになりました。給食費が払えるのに払わない親、ちょっとしたことで学校まで押しかけ、挙句の果てには担任の先生の自宅に電話をかけて、文句をいったりする親、例を上げればきりがありません。自分の子どもはかわいいから特別の愛情を注ぐのは理解できますが、人が置かれている立場とか、その人を思いやるという心が欠けてきているのではないでしょうか。私も含めて子育て世代においては、深く考えてもらわなければなりません。講演やディスカッションなど企画して、子育て世代の親御さんの方々に考える機会を多く持てるようにします。

 2 学校に、先生に権威を取り戻そう!

  • 時々不祥事を犯す先生が報道を通じて何度も現れるので、先生や学校に対する信頼あるいは権威というものがどんどん失われています。担任の先生に対しても親自身が先生の悪口を言ったりすることによって子どもが先生に対する尊敬心をなくしてしまっている現状があります。子どもも先生も平等だとする偏った思想を持つ人達の影響で、教育界も激変してしまいました。教壇をなくしてしまった学校。起立・礼・着席をおこなわなくなってしまった学校。間違った方向を正していかなければなりません。われわれが子どもだった時代は「三歩下がって師の影を踏まず」という素晴らしい言葉がありました。学校や先生に権威を取り戻し、教室の中に規律・秩序というものを復活させなければなりません。

 3 学力の低下を食い止める。先生をサポートする。

  • 先日、自分の娘の算数の教科書を見ました。愕然としました。小学校5年生なのに未だに小数点の掛け算と割り算しかしていないのです。塾では図形の面積や、物体の体積まで勉強しています。公立学校にしか通えない子どもさんと私立学校に行き勉強をしている子どもさんではおよそ戦うことが出来ないくらい学力の差がついてしまいます。「教育の機会均等」という精神はどこへ行ってしまったのでしょう。文部科学省が今「ゆとり教育」の見直しを始めました。教育再生会議においてその方針が確認されています。昔のような先生と生徒と親御さん、そして地域が信頼で結ばれている教育を復活させていかなければなりません。子どもを持つ親御さんも先生をサポートするぐらいの気持ちを持ってもらいたいと思います。そうすれば先生方ももっとやる気になるしがんばれるのではないでしょうか。こんな先生が現れたらいいなではなく、われわれが「熱血先生」を創ってゆきましょう。

2. 議会改革について

  • 区議会議員とは、正しく地域の代表であり、区民の代表であります。だからこそ地域の声をよく聞かなければなりません。代表であるならば、高い倫理観と道徳心を持つべきだと考えます。そのような自覚とプライドを持って日々精進努力したいとおもいますが、まずは自分自身を律し、議員自身が身を削るという行動なくして、政治家としてリーダーシップを発揮できないと思います。議会改革をどんどん進めたいと思っています。

 1 議員定数

  • 現定数は26名まで、人口1万人につき議員一人というふうに考えれば、豊島区の人口は今後26万人に増えることが予想されますので定数は26人に大幅に削減していきたいと考えています。

 2 政務調査費

  • 昨年より23区内で色々と問題になりました。会合等の単なる飲食費に使われるのなら区民の理解を得ることは出来ないと考えます。豊島区では条例改正をして領収書の添付と情報公開を義務付けしました。とりあえず一年間様子を見たいと思いますが、それでももし議員自身がどうしようもない感覚であるならば廃止をしたほうがいいと考えます。

 3 議員報酬

  • 区の財政状況を鑑みながら適正な報酬が求められます。私の理想はヨーロッパの例にも見られるように、議員はボランティアが原則ということです。しかしそれでは、報酬は必要なくなりますが、お金持ちの人しか議員ができなくなり、様々なクラスの人達の意見を代弁できるのかという心配があります。一方その職が唯一の収入となる議員は専属的に活動が出来ますが、生活の為に議員活動を行ってしまうという危険性もあります。どちらも長所もあれば短所もありますが、まだ日本は政治において成熟していないということではないでしょうか。議員になって、すさまじい数のご案内を頂くようになりました。議員というのは想像以上に持ち出しが多いということを実感する日々ですが、日本の伝統的な冠婚葬祭という文化を重視すれば仕方のないことだと思います。政務調査費をなくしてその三分の二とか三分の一を議員報酬にまわし、議員が自由に使えるお金を多くするということも一案だと考えますが、議員も皆様が思っているより、何の役職もなければ生活はそう楽ではないということを知っていただきたいと思います。

 4 費用弁償

  • 区議会において本会議や常任委員会そして特別委員会に参加した時、その時の区役所へ通う交通費として一日3000円もらうといのが費用弁償の制度です。私は自転車で区役所に通いますので交通費は一円もかかりません。区役所から最も遠い駒込や南長崎からでも、往復電車で500円もかかりません。私は報酬の二重取りといわれても仕方がないと思いますので早急になくしたほうがいいと考えます。

3. 街づくりについて

  • これからの豊島区をどのように創っていくか。非常に難しい問題です。しかし幸いにも豊島区は山手線が通り、目白、池袋、大塚、巣鴨、駒込という五つの駅がそれぞれ独自の文化、あるいは地域性を持っています。その個性を大いに生かしつつも、東京の副都心と言われた池袋のステイタスを取り戻す。これからは、東口が注目を集めることになります。区庁舎の移転問題や東池袋四丁目再開発、平成帝京大学の建設、そして大塚駅の再開発等々、沢山の人を呼ぶことが出来る街として東口が期待されるのは自明の理だと思います。どういう層のお客さんを呼び込むのか、車をどのように走らせるようにするか。どういう街のイメージを創るのか。皆で検討していかなければなりません。予算がないかもしれませんが著名な建築家や街づくりのプロの方にグランドデザインをお願いするのも良いでしょう。
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