●28陳情第27号 河原弘明議員が専務取締役を務める会社へ自民党豊島区議団及び所属議員のうち吉村辰明、里中郁男、本橋弘隆、村上宇一、竹下広美、河原弘明、磯一昭、星京子、細川正博、池田裕一、松下創一郎、有里真穂、藤澤愛子の各議員及び堀宏道前議員が、経費支払いに用いた政務活動費の自主返還と政務活動費の在り方の検討を求める陳情

豊島刷新の会 ふるぼう知生でございます。私はただいま上程されております28陳情第27号、すなわち『河原弘明議員が専務取締役を務める会社へ自民党豊島区議団及び所属議員のうち吉村辰明、里中郁男、本橋弘隆、村上宇一、竹下広美、河原弘明、磯一昭、星京子、細川正博、池田裕一、松下創一郎、有里真穂、藤澤愛子の各議員及び堀宏道前議員が、経費支払いに用いた政務活動費の自主返還と政務活動費の在り方の検討を求める陳情』に賛成の立場から討論をいたします。

昨年の11月8日、市民団体の方々が区議会事務局に情報公開請求をして分かった事実を、報道機関を通じて発表したことに端を発したこの政務活動費不正支出問題ですが、マスメディアによる発表と同時に、多くの区民・都民の方々がこの問題を知ることとなりました。そのような流れの中で、豊島区無所属元気の会・小林弘明議員そして、社民党・石川大我議員とも問題意識を共有し、昨年末の議員協議会では、3人を代表して私がこの問題に疑義を呈しておりました。

 また、昨年同時期に提出された28陳情第24号「自民党豊島区議団・河原弘明議員の不適切な政務活動費使用疑惑に関する陳情」は全会一致で採択されたものの、「区議会において河原弘明議員が役員を務める印刷会社への政務活動費からの支払い内容や総額面を明らかにし、取扱指針に抵触するか検討すること」という陳情内容の記書きについて、この間会派ごとの解釈に大きな違いが生じていました。

今定例会初日の議員協議会において、旧自民党豊島区議団、すなわち現自民党豊島区議団及び都民ファースト豊島区議団を代表して自民党豊島区団村上宇一幹事長より、謝罪と不正支出であったことの認識、及び自主返還の申し出があり、先ほどはこの陳情において、関係する会派の中でただ一人指摘のなかった芳賀竜朗議員より、改めて賛成討論の中で両会派を代表して意見を述べられたところです。これでようやくこの問題に決着がつき、現有35名の豊島区議会議員が、全員で政務活動費の取扱指針の認識を共有し、新たなスタートを切れるようになったことは大変良かったと思うところです。

しかしながら、この問題の決着までにほぼ1年間という長い期間を要しているという事実についは、この際指摘をしておかなければなりません。そういった意味では、膠着していた状況を、木下広議長と大谷洋子副議長の力強いリーダーシップにより、問題の決着を見たことは議会にとっても大きな進展であり、お二人のご努力にも心から敬意を表するものであります。
過去様々にクローズアップされてきたこの政務活動費の問題ですが、富山市議会で「辞職ドミノ」を引き起こした不正請求問題を皮切りに、全国各地で架空請求や水増し請求、領収書の使い回しなど、政務活動費に関する報道が、忘れたころには出てきて有権者の皆様の政治に対する信頼を失墜させてきました。富山市議会では問題の責任を取って14名もの議員が辞職したことは記憶に新しいところであります。豊島区における今回の問題は程度の差こそあれ、有権者の皆様に政治に対する不信を与えたものとして、当該者の方々には猛省を促したいと思います。

私たちとしては、今後自民党豊島区議団及び都民ファースト豊島区議団に所属する議員、さらには、陳情に名前の出ている現都議会議員、前都議会議員も含めてどのように返還の手続きを行うかを見守っていきたいと考えておりますし、区民の皆様も注視されていると思いますので、一日も早い対応をご期待申し上げます。

豊島区議会は、平成21年から設置されました、当時の政務調査費検討会で座長を務められた、現在千葉大学名誉教授でもございます、新藤宗幸先生らが残してくれた政務調査費検討会報告書に込められた強い想いにもう一度立ち返らなければなりません。それはすなわち「政務活動費は、本来行政活動の調査費や政策・条例立案のための経費である」という理念です。豊島区議会政務活動費取扱指針において、今回のような言葉の解釈が会派によって違ってくることがないように、更に言えば、文言の修正や抜本的な改革を目指していくことが重要であると考えます。そしてこれから議論になります政務活動費の領収書のインターネット公開についても、更には政務調査費の後払い方式など、区民の皆様がしっかりチェックでき、そして不正のない政務活動費であると確認し、納得していただけるような情報公開や制度の在り方に変えていくことも時代の要請であると確信するものであります。

今後の正副幹事長会や議会改革検討会における加速度的な議論の進展を願いながら私の賛成討論を終了いたします。ご清聴誠にありがとうございました。