刷新の会・豊島区議会議員 ふるぼう知生のホームページ

2011年12月のひと言

 いよいよ今年最後の月を迎えました。先生も走るほどに忙しい「師走」でありますが、私個人も区議会定例会に、忘年会にそして歳末夜警パトロールに忙しい日々が続きます。
 大阪維新の会の圧勝で終わった「大阪秋の陣」。既成政党に対する不信感も手伝って、想像以上の大差がつきました。特に大阪市長選においては、自民党・民主党・共産党までが相乗りして応援したにもかかわらず一地域政党に歯が立たないという状況を見て、痛快なドラマを見たという感じです。既成政党も言葉には出しませんが、大きな衝撃を受けているに違いありません。いわゆる「橋下ショック」は今後国政に大きな影響を及ぼしそうですね。これからの政局も目が離せない展開になってきました。
 長きにわたって続いた自民党政権。新しいものを求めて誕生した民主党政権でしたが、やらせてみたら、あまりにも情けないということで、次はどこに期待しようかと探し求めているか、あるいはもう二度と政治には期待しないかのどちらかだと思います。
 政界再編が近づいてきました。今度こそ本当にじっくり腰を落ち着けて長期政権を担える保守政党の誕生を心から期待しています。

2011年11月のひと言

 天高く馬肥ゆる秋、さわやかな天気が続きますが、朝晩は冷える時もあります。少しずつ冬が近づいているのでしょう。
 さて、国会においてTPP問題で民主党を二分する激論が交わされています。私はTPPについては、農業だけにとどまらず、金融やサービス、そして日本の文化・伝統的な価値観に至るまでアメリカナイズさせようとするアメリカの戦略だという理由で断固反対ですが、マスコミの論調が農業対工業という図式しか示していないことに郵政民営化の時と同じような意図的なものを感じます。
 マスコミの情報をうのみにせず、与えられた情報を参考知識としながら、この問題を考えた時に、国論を二分する問題であるにもかかわらず、首相が外国に行って会議に参加するときのお土産が必要だということだけで期限を切って議論をしようとしていることに私は危惧を覚えます。首相が急いでいるのはアメリカから脅かされているからという理由にすぎません。ほとんど独立国とは思えない状況ですね。
 日米同盟が日本外交の基軸であるということは論を待たないところですが、だからといって、日本が歴史的に積み上げてきた文化・伝統的な価値観・産業等においてアメリカが好きなように変えていける環境を日本自身が作っていくことはいかがなものかと思います。
 環太平洋といいながら、韓国も中国もTPPに参加していません。国益に反すると考えているからです。私は今回のこの問題において、国益を重要視して断固反対という姿勢をとる国会議員こそ本当に信じられる議員だと考えています。目先の利益だけを考えるのではなく、将来的にどのような影響が出るかということを詳細に分析すれば自ずから結論は出ると思うのですが…。皆さんのご意見はどうでしょうか。コメント投稿お願いします。

2011年10月のひと言

 今年もあと3か月ということは、第4コーナーを回ったあたりですかね。ゴールまで全力疾走のつもりで頑張ります。
 さて、国会では増税議論真っ盛りです。震災復興の為に必要な負担をすべての世代において分かち合うか、現役世代において負担するかという議論が民主党代表選挙の時に行われましたが、野田首相になったということは、現役世代において負担をするという方向性に決まったということを意味しました。今の議論はいつから何を増税するかという議論でしたが、それもあっさり決まってしまったような気がします。
 私は個人的には日本は今デフレで苦しんでいますから、この時期に増税すればますます減収になるだろうと考えています。むしろデフレを脱却するために大胆に国債を発行してデフレからの脱却を図り、経済成長を目指すべきです。もう900兆円近くの負債があるのですから、30兆や50兆ぐらい増やしても私はそんなに影響がないと思います。むしろアメリカのクリントン大統領が「双子の赤字」を解消するために、減税をしてアメリカ経済に奇跡的な回復をもたらせたように、日本も思い切った政策をとるべきだと思います。いわゆる財務省的な発想では根本的な解決を図ることはできないのです。数字上の計算ではなく、経済は生き物ですから、政治的な決断が必要です。そのような決断力のある政治家の出現が待たれています。私の一押しは亀井静香代議士です。皆さんは批判するでしょうけれども…。国民的な人気はありませんが、亀井さんの発想力と行動力、そして何よりも官僚を動かせる腕力は尊敬に値すると私は思っています。亀井首相や亀井財務大臣が一番理想的ではありますが、現実的に難しいとすれば、亀井復興相という選択肢もありかなと思います。そうなってくれれば被災地の復興も進むし、政治もかなり安定するだろうと思うのですが…。こんな風に考えるのは私だけでしょうかね。

2011年9月のひと言

 節電の夏もほぼ終わり、何とか電力危機は回避できたように見受けられます。いざという時に日本国民は助け合いの精神を持っていて素晴らしいなと改めて実感しました。
 さて国会においては、野田佳彦新総理大臣が選出され、新内閣も始動しました。正しく体制一新です。前内閣に対する批判があまりにも強かったその反動で、新内閣の支持率もV字回復しているとの報道がありました。とにかく被災地の復興と原発問題の収束を最優先にして、どんどん政治を動かしてほしいと思います。
 豊島区議会においても、新しい動きがありました。私と無所属まことの会、小林弘明議員、そしてみんなの党の3名の議員、合わせて5名で新会派を結成しました。名付けて「みんなの党・無所属刷新の会」、略称「みんな・無所属刷新の会」です。議会改革を強力に推し進め、本当に区民の意見を反映させる議会を作るべく、私たちは新しい行動を起こすことにしました。私も一人会派での限界を強く感じていたところですので、今回の話は本当に嬉しく、かつ希望を感じています。
 5名の中で私だけが2期生で、少しだけ経験があるということで不肖私が幹事長職を引き受けることになりました。これからは一人一人の意見をよく聞いて、一つにまとめる作業をしなければなりません。大変だとは思いますが、自分自身の成長の為にも、また結果として区民の利益になる議会にしていくためにも、誠心誠意努めて参る覚悟です。皆さん新しい会派にぜひご期待ください。

2011年8月のひと言

 菅直人首相の支持率がどんどん下がってきました。最近の世論調査では16%と完全に危険水域です。そもそも、「一定のめどがついたら若い世代に譲る」と本人が述べて以来、いつ辞任するのかということが政局の最大の関心事になっていること自体が異常事態です。
 国民の為に法案を通すのではなく、首相を辞めさせるために法案を通そうとしているかのような状況です。
 先日私は昼食勉強会である講師の方から以下のような言葉を聞きました。「右翼よりも左翼のほうが権力に固執する。」なるほどと思いました。歴史を見ても、スターリン、毛沢東、ポルポト政権など長期政権を維持した人であればあるほど、政権を維持するために反対勢力を大量虐殺しています。菅直人首相は明らかに左翼政治家です。彼にとっての粛清の対象は小沢一郎であったと私は思っています。市民運動家からスタートし、左翼ということを、民主党というベールに包んで隠してきましたけれども、彼の政治行動を見れば見るほどそのことは明らかです。日本は民主主義の国ですから個人の考え方を批判するつもりはありませんが、国家観なき国会議員が国を動かしてはいけないと私は言いたいのです。
 残念ながらここにおいては、首相を代わってもらうしかないというのが私の結論です。秋には小沢一郎民主党元代表の裁判も決着がつくでしょう。私は無罪になると思っておりますが、そこから民主党の分裂が始まり、政界再編へと動いていくことになるでしょう。
 国の動向をしっかりと見詰めつつ、しかし地方議会はそれに影響を受けることなく、豊島刷新の大義を旗印に私は勇気をもって今月も挑戦して参ります。

2011年7月のひと言

 暑い季節がやってきました。まさしく猛暑の候です。節電を意識しながら熱中症にも気を付けるという、二律背反のことをやり遂げなければならないこの夏は、日本にとってまさに正念場です。お互い体には気を付けて参りましょう。
 せっかく復興担当大臣が決定したと思ったら9日間で交代と、国会においては相変わらずドタバタ劇が繰り広げられています。政治の劣化が激しく叫ばれている昨今、政治不信はもはや絶頂に達しています。かつてこれほど政治が機能しなかったことがあるのでしょうか。こんなにも政治家に期待できなかった時はあるでしょうか。
 もはや戦時体制ともいうべき時に、相変わらずの党利党略優先の政治。誰のために、何のために政治が存在しているのかということを今一度、真剣に考える時が来ているのではないかと私は感じています。国民は見ています。誰が本当に国民のために体を張って頑張っているのかを。それは区政についても同じだと思います。本当に真実なるものは必ず成果が表れると信じて、この夏は活動して参ります。

2011年6月のひと言

 少しずつ暑くなってきています。クールビズをしている方が多くなっていますね。
 さて、政界においてはクールとはいかないようです。菅直人内閣への不信任案が自民党・公明党・たちあがれ日本の三党共同で提出され、民主党のドタバタ劇を見ることになりました。結果は圧倒的多数により否決。採決前に菅首相が辞任を宣言することにより流れが一挙に変わったようです。あれだけ騒いでいたのは何だったのかという想いが全国民に去来しています。
 今さらながら思うことですが、政治はどこを見ているのか、政治家は一体だれのために行動しているのか、結局自分達のことしか考えていないのではないかという不信感しか残らない今回の一連の流れに業を煮やしている国民が大多数だと思います。
 国会において内閣不信任案が議決されている頃、私は宮城県の多賀城市でボランティア活動をしていました。倉庫の中で土に埋もれた品々を掘り起こしながら、その家の方にとっては一つ一つが思いの詰まった宝物であるのに、今ではゴミとして出すことしかできない品々を見ながら、ご家族の方々の無念さを思い、自然の力の凄まじさというか怖さを体で体験していました。
 被災者の方々のことを真剣に考えると、首相を変えようという発想は出てこないはずです。たとえリーダーに能力がなくとも、みんなで力を合わせて助け合っていい知恵を出し合えばいいじゃないですか。「一つになろう!助け合おう!支え合おう!」という言葉が政治の世界からも発信されているのに、自分達が一つにならなければ話になりません。本当に国民のための政治が行われる日は来るのでしょうか。完全に政治不信にさせる今回の一連の流れだと私は思いました。

2011年5月のひと言

 先月は力強いご支援を賜りありがとうございました。おかげさまで引き続き区政の一端を担っております。訴えてきた議会改革・教育改革等に全力で取り組む覚悟でございますので、更なるご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
 さて、今回の統一地方選挙を振り返って見ますと、民主惨敗・自民堅調ということに尽きるかと思います。あまりにも民主党政権が情けなくて、有権者もどこに投票すればよいのか悩んだのではないでしょうか。その結果として自民党やみんなの党、あるいは私のような無所属の議員にも注目が集まったのだと思います。
 今後、政治がどのような方向に行くのかは誰も予測がつきませんが、ただ一つ言えることは地元に密着した活動をしていれば、どんな逆風が来たとしても乗り越えられるということです。後援会や組織がある、自民党・公明党・共産党議員はやはり強かったです。民主党議員の中でも普段から地元に密着して活動している議員とそうでない議員との票の表れ方には天と地ほどの差がありました。有権者はよく見ているというところでしょうか。
 私は初心を忘れることなく、「地域と共に、地域のために」をモットーにこれからも頑張って参ります。新しい会派を作って、どんどん議会改革を推進していきたいと考えております。今後ともホームページ上でのお付き合いをよろしくお願いいたします。

2011年4月のひと言

 未曾有の大災害が東日本を襲ってから早くも1カ月が経過しようとしています。遅ればせながら被災者の皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈りいたします。
 大地震に大津波、そして原発問題と次から次へと押し寄せる、予想をはるかに超えた災害に、われわれ人間はなす術もなく、ただただ茫然とするしかありませんでした。
 聞くところによると千年に一度の大津波だったとか。この大災害を受けて、東北地方や関東地方のみならず日本中が喪に服し、ほとんどの行事を自粛することになりました。計画停電の影響もあり、節電を意識し始める中に、街の明かりが暗くなった3月でした。
 各地での想像を絶する被害の実情が報告され、涙なくしてはテレビを見ることができない日々が続きましたが、一方で国際社会において、日本人の今回の災害に対する冷静な行動と、苦しい環境の中でも助け合いの精神を見せていることに賛辞を惜しまない報道もあり、心が癒されたこともありました。
 月も変わり、年度も変わりました。私は被災者の皆様にこちらからパワーを送っていくためにも、「がんばろう日本! がんばろう豊島!大塚から発信していきましょう」とのメッセージを掲げて活動しています。私たちが意気消沈してしまうことが、被災者の皆様の本意ではないと考えます。
 自粛ムードの中で都知事選がスタートしています。そしてそのあとには区長・区議選も控えています。もちろんお祭り騒ぎはいけませんが、選挙というのは民意を反映させる大切なツールです。私は今後も自分の信念と政策を積極的に訴えて参ります。

2011年3月のひと言

 もう3月になりました。統一地方選挙まであとわずかですが、予算委員会など任期中最後の務めをしっかり果たして参ります。
 国政がきな臭くなってきました。予算案は通っても、予算関連法案通過のための衆議院の3分の2以上の賛成の見通しが立っていません。もしも不成立ということになった時、国の経済に甚大な影響を及ぼすことは明らかです。こんな時に、民主党も自民党もお互いのメンツのことばかり考えていないで、お互いに歩み寄るべきです。そのような知恵を今こそ出すべきだと思います。本当に国民のことを考えて政治をしなければ、もう二度と民主党にも自民党にも政権は帰ってこないことを知るべきです。
 橋本大阪府知事や河村名古屋市長そして原口前総務大臣と、新しい地方分権による、地域政党の動きが注目されています。本当に彼らが既成政党の受け皿となるのでしょうか。私はもう少し流れを見なければならないと思っています。所詮テレビを上手に利用した人に人気が出て、注目されているだけで、本物の覚悟を持った政治家を見ることが今のところはできないからです。私はそれまで無所属で、仲間を作り、本物の覚悟で本当の議会改革を目指します。

2011年2月のひと言

 新年会の連続だった1月が終わり、2月を迎えました。こんな調子であっという間に統一地方選挙が行われる4月になってしまいそうです。時間を有効に使っていきたいですね。
 さて、ザック・ジャパンがアジア選手権優勝という偉業を成し遂げ、久々に国民が勝利の美酒に酔いしれました。私も深夜に大声をあげて、近隣にご迷惑をおかけした一人です。
 いろいろとお話を聞くと、スターティングメンバーはもちろんのこと、控えの選手にまで気を使い、声をかけモチベーションを高めていたザッケローニ監督の人心掌握術が高く評価されているようです。確かに国際試合はほとんど実力伯仲という中で、監督の采配というものが勝利の大きな要因になることは間違いありません。そういう意味でやっぱり今大会のMVPは文句なくザッケローニ監督ですよね。今まで日本人はいざという時に精神的な弱さを露呈していましたが、予選から決勝に至るまでの試合は精神的な成長を感じさせてくれ、しかも奇跡的な勝利の連続でした。まさに意識改革をしてくれたのだと思います。
 国政においてはそのような優秀な指揮官を見出すことができません。菅首相は一国の首相としてリーダーシップに欠けており、何をしたいのか明確に打ち出すことができません。政権与党である民主党も党内分裂の危機であり、身内でさえもまとめることができません。
 対する野党はというと、解散総選挙を連呼し、いきなり審議拒否からのスタート。スキャンダルやワイドショー的なパフォーマンスの議論で民主党を叩こうという思惑が透けて見えます。本当に国民の生活のための予算という観点から真剣に議論してもらいたいと思います。予算案が通っても予算関連法案が通る見通しが立っておらず、3月危機説まで囁かれる昨今、無所属議員の私は政局を注視しながら、しかし政局の影響を受けずに、区民のためにどうあるべきかという視点で発言して参ります。

2011年1月のひと言

 明けましておめでとうございます。昨年もブログの更新を日課としてきましたが、本年も可能な限り活動報告に努めて参りますので、お付き合いのほどお願いいたします。
 さて、新年を迎え穏やかな日々が続いておりますが、今年は政治のほうも政局なしの穏やかな日々を送ることができるのでしょうか。今年は4月に東京都知事選挙もありますし、その2週間後には統一地方選挙もあります。どうせ近い日にあるのなら、同時に行えばよいと思うのですが、そう簡単にはいかないようです。都知事選挙に誰が立候補するかということも大きな関心事ですが、国会においては、来年度の予算を民主党中心の政権がどのように成立させるかが近い未来の焦点となります。
 私が思うに、既に与党と野党との話し合いという段階は超えていて、ますます対立が深まることになることが予想されます。即ち、自民党や公明党は支持率の低い民主党政権を徹底的に追い詰めようとするでしょう。そこで選挙ができない民主党は最後の賭けで党の代表を変え、総理大臣を変えようとするというのが2011年の国政における私の予測です。もっと言うなら、その賭けに失敗し、支持率の巻き返しが図られなかったら、自民でも民主でもない新党結成という方向に年末あたりに動き始めるかもしれません。
 私はそんな自分たちの保身しか見えない国会議員を一掃し、一刻も早く国民不在の政治ゲームを終わらせ、政治に安定をもたらす選挙制度改革をなすべきだと考えます。即ち、定数大幅削減を基本とした考えのもと、小選挙区制度を中選挙区制度に変え、参議院を衆議院のカーボンコピーとしないように廃止にするか、もしくは政党の枠組みを超えた根本的な選挙制度の改革を断行し、本来の二院制として機能させることが必要だと思います。そんな動きが国会に現れてほしいと思いつつ、とりあえず、今自分の置かれている立場で今年も全力投球をするつもりです。

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